WHY ONIGIRI?
なぜ完全栄養食
おにぎりなのか
日本人の主食にこだわる、vitomの哲学
日本人にとっての
「おにぎり」が持つ意味
完全栄養食「おにもち」の最も大きな特徴は、海外発祥のドリンクやパスタ、バータイプではない、「おにぎり」という形態にあることです。
私たちは、栄養だけでなく、日本の食文化も大切にしたいと考えています。おにぎりは、古来より日本人の活動を支えてきた、シンプルかつ完成された「携帯食」です。誰にとっても親しみやすく、安心感があります。
私たちは完全栄養食を「特別で馴染みの薄いもの」から「誰もが手に取る日常食」へと変えたいと考えました。
おにぎりという選択は、単なる利便性の追求ではありません。
日本の食の根幹にある「食べる喜び」を、忙しい現代にもたらすためのvitomのこだわりでもあります。
既存の完全栄養食が抱える
「満足感」という壁
従来の完全栄養食の多くが、栄養素は満たしていても、ユーザーから「物足りない」「すぐにお腹が空く」という声が聞かれます。これは主に以下の2点に起因します。
咀嚼(そしゃく)の不足
ドリンクや柔らかいバーは噛む回数が少なく、脳が「食事をした」と認識しにくい傾向にあります。
腹持ちの悪さ
液体や軽い炭水化物は消化が早く、血糖値が急激に変化しやすいため、空腹を感じやすくなります。
おにもちは、この課題を根本から解決します。
独自のブレンドにより、適度な粘り気と噛み応えを実現。
しっかり「噛んで」食べることで、満腹中枢が刺激され、
食事をしたという確かな満足感が得られます。
栄養を「美味しく、楽しく」摂るための
日本の味へのこだわり
「栄養が完璧でも、美味しくなければ続かない」―これは、創業者林が最も重要視した点です。
海外の完全栄養食は、独特の風味や甘さが強くなりがちですが、おにもちは、日本の食卓で愛される「炊き込みご飯」の美味しさを追求しました。具材をふんだんに使用し、ごろっとした食感と、だしや醤油を活かした深い味わいを実現しています。
これは、単に栄養素を添加するのではなく、素材そのものの味と香りを活かすという、日本の食の知恵を取り入れた結果です。完全栄養を、我慢ではなく楽しみとして摂る。おにぎりという馴染み深い形態だからこそ、この「美味しさ」と「栄養」の共存が可能になりました。
美味しさ、栄養、長期保存
不可能を可能にした開発秘話
おにぎりという身近な形態で、「美味しさ」「完全栄養」「常温での1年保存」という、本来は相容れない三つの要素を同時に実現することは、まさに至難の業でした。
おにもちは、研究過程でのいくつもの壁を乗り越えて、ようやく実現しました。
次のページでは、クラウドファンディングでの成功の裏側にあった、
試行錯誤のプロセスと、秘密にされた技術の舞台裏を公開します。